朝起きて、「また何もできなかった」と思う日が続いていませんか?
仕事に行っても、家にいても「自分に自信が持てない」という気持ちが、どこかにずっとついて回る。
ちょっとしたことで落ち込んだり、人の目が気になったり。
誰かに「ありがとう」と言われても素直に受け取れない。
そんなふうに、日常の中でじわじわと「自分に自信が持てない」と感じてしまう人は少なくありません。
表面上は普通に過ごせていても、ふとした瞬間に「自分に自信が持てない」という思いがよぎり、なんでこんなに弱いんだろうとまた落ち込んでしまう。
この記事では、自分に自信が持てないと感じる理由を3つの視点で整理し、そこからどう抜け出していけるかを具体的にお伝えします。
もしあなたが今、何かに踏み出せずにいるなら、そのモヤモヤの原因が見えてくるはずです!
自分に自信が持てないと感じる人の特徴とは?
自分に自信が持てないと感じている人の多くにはいくつかの特徴があります。
自分に当てはまるものはあるかな?という目線でぜひチェックしてみてください。
なんでも他人と比べてしまう
他人と自分を比べて、落ち込んだ経験はありませんか?
たとえば「同い年のあの人は正社員として働いているのに、私は…」
「あの人は育児も仕事もこなしていて、私は全然うまくできてない」など。
このような比較を日常的にしてしまうと、どんどん自信が削られてしまいます。
でも比べているのは「自分の全部」と「他人の一部」なんです。
SNSで見えるのは成果や楽しそうな瞬間ばかりで、その人の苦労はわかりません。
自分自身を責めてしまう前に「昨日の自分」と比べてどうだったか?
小さな変化はないか考えてみてください。
朝起きられた、洗濯を済ませた、ちゃんとご飯を食べた
それも立派な前進です。
褒められても素直に受け取れない
「すごいね」と言われても、
「いえいえ、そんなことないです」と返していませんか?
これは謙遜ではなく、自分を認められないクセが根付いているサインかもしれません。
たとえば、職場で「助かりました」と言われたのに「いえ、たいしたことしてないです」と返してしまう。
すると、相手もそれ以上褒めなくなり、結果として自分の中に「やっぱり私は大したことしていない」という思い込みが強くなっていきます。
まずは、褒められたりお礼を言われたら素直に「ありがとう」と返す練習をしてみましょう。
それだけで少しずつ、他人の評価を受け取る器が育ちますよ。
「どうせ私なんて」が口ぐせになっている
何かに挑戦しようとするときに「どうせ私には無理」と思ってあきらめてしまう。
この言葉は、自分で自分の成長を止めてしまう危険な口ぐせです!
たとえば「イベントに参加してみたいけど、私が行っても浮くだけかも」
「資格の勉強を始めたいけど、きっと続かない」
こうした思考が続くと、行動しない自分に対してさらに自信が持てなくなるという悪循環に入ります。
「それでもやってみた自分はエラい」と、一言でも前向きな言葉を加えるだけで思考の流れが変わってきますよ。
自分に自信が持てない3つの視点
自分に自信が持てないときにはどんな視点になっているのでしょうか。
ここからは、自信が持てないと感じてしまう3つの視点をお伝えします。
成功体験が見えづらい環境にいる
自信は、何かをやり遂げた経験から生まれます。
しかし、家事や育児、ルーティン業務のように「できて当たり前」とされる行動は、他人からも自分からも評価されにくい傾向がありますよね。
たとえば、毎日お弁当を作っていること、家族の健康を守っていること、部下の相談にのっていること。
これらは目立たないけれど、確実に価値のある行動です。
自信が持てないのは、能力がないからではなく、日々の努力が「成功」として認識されていないからかもしれません。
まずは「自分だけでも認める」
今日のやったことリストを1つ書き出すだけでも、意識が変わってくるはずです。
他人の期待を優先して、自分の軸を見失っている
「ちゃんとしてるね」
「頼りになるね」と言われるたびに求められる姿を演じていませんか。
その結果「本当はどうしたいのか」がわからなくなってしまうことがあります。
たとえば、子どもや夫、職場の人の都合を優先しすぎて、自分のやりたいことを後回しにし続けていた人ほど、気づけば「私は何がしたいんだっけ?」と立ち止まってしまうものなんです。
他人の期待に応えようとするのは優しさでもありますが、自分の気持ちを置き去りにしないことも同じくらい大事です。
自分の軸を見失ってないか今一度考えてみてくださいね。
自分の価値を「結果」で決めてしまっている
「うまくできた=価値がある」
「失敗した=価値がない」
そんな極端な考え方をしてしまうと、自信は常に成果に左右されて不安定になります。
たとえば、転職活動でうまくいかなかったときや、SNSの発信で反応が少なかったときに「やっぱり私には無理なんだ」と思ってしまう。
でも本当は挑戦したこと自体に価値があります!
成果が出るかどうかにかかわらず、「やってみた自分」を肯定する視点が、ブレない自信の土台になりますよ。
自信が持てないときの、乗り越えるヒント
自信が持てないときは、弱気になりがちですが乗り越えるためのヒントを知っておけば心も軽くなるかもしれません。
ここでは3つご紹介しますね。
他人ではなく「昨日の自分」と比べる
他人と比べると、どうしても自信が揺らぎやすくなります。
そこでおすすめなのが「昨日の自分」と比較することです。
たとえば、
今日はいつもより10分早く起きられた!
散らかっていたデスクを片づけられた!
ちゃんと自炊できた!
それだけで十分なんです。
毎日ほんの少しでもできたことを積み上げれば「私、ちゃんと前に進んでる」と思えるようになりますよ。
「完璧じゃなくていい」と自分に許す
完璧を目指しすぎると、できなかったときのダメージが大きくなります。
1日の最後に今日は全部できなかったと落ち込みやすい人は完璧主義者かもしれません。
たとえば、毎日これをしようと決めていたのに、1日休んだだけで「もうダメだ」と落ち込む…そんな経験ありませんか?
「うまくいかない日があってもいい」
「続けられなくても、また始めればいい」と考えるだけで、心はぐっと軽くなるんです。
0か100ではなく、30でも50でもOK。
それくらいのゆるさが、自信を育てる余白になりますよ。
自分の過去に「お疲れ様」と声をかける
自信がないときほど過去の自分を責めがちです。
これからを見るよりも、今までの方に意識が向いてしまうんですよね。
でも、ここまで歩いてきた過程には、ちゃんと意味があります。
たとえば、思うように成果が出なかった仕事、子どもとのすれ違いに悩んだ日々、孤独を感じながら家事を続けた毎日。
それでも諦めずに進んできた自分に「よく頑張ってきたね」と声をかけてあげてください。
自信は、過去を否定するのではなく受け入れた先に育つものです。
おわりに|自信がないままでも進んでいい
自信がないままでも、行動していい。
むしろ、自信がなくても行動したからこそ、自信があとからついてくるんです。
「何もできない」と感じる日もあります。
でも、誰かの役に立とうとしたこと、今日を無事に終えたこと、自分の心と向き合おうとしたこと、それだけでも十分に価値があります。
焦らなくて大丈夫。
少しずつ、歩いていけばいい。
この記事が、その一歩を支えるきっかけになればうれしいです。