こんにちは!
アロマインストラクターのりこです。
「あーまた集中できなかった…」
資格の勉強や仕事に取り組む時間、そんな風にため息をついたことはありませんか?
実は、集中力を高めるアロマを取り入れるだけで、驚くほど気持ちが切り替わることがあるんです。
ですがこの香り習慣って意外とやってる人が少ないんです。
この記事では、忙しい毎日でもムリなく使える、集中力を高めるアロマを厳選してご紹介。
「なんとなく気が散る」
「短時間で集中したい」
そんなあなたのために、実際に筆者が試してよかった香りや、集中力を高めるアロマの効果的な使い方を丁寧にお伝えします。
小さなひと工夫で、勉強や作業の質がグッと変わるはずです!
忙しい日常の中で、集中力を高めるアロマがあなたの味方になりますよ。
そもそも人はなぜ集中できなくなるのか?
集中力が長く続かないのは、実は「ごく自然なこと」です。
人間の脳は、ずっと同じことに注意を向け続けるようにはできていません。特に複雑な作業や勉強をしていると、15〜30分程度で集中力は自然と切れてしまうといわれています。
たとえば「よし、勉強しよう!」と気合いを入れてオンライン講座を開いても、10分も経たないうちにスマホが気になったり、別のことを思い出したりしてしまった経験はありませんか?それは意志が弱いのではなく、脳が疲れを感じて「一旦休もう」と指令を出している証拠です。
つまり、集中力が続かないのは努力不足ではありません。むしろ“そうなる前提”で、集中しやすい環境や工夫を取り入れることが大切なのです。
集中力が続かないのは「当たり前!」な理由
集中できないときは、主に「脳の疲労」「環境の乱れ」「マルチタスク」の3つが原因になっていることが多いです。
これらはすべて無意識のうちに集中力を奪ってしまう要素であり、放っておくと“頑張っても集中できない状態”に陥ってしまいます。
たとえば、朝から家事や育児に追われて脳が疲れた状態では、いざ机に向かっても内容が頭に入ってきません(脳の疲労)。また、散らかったテーブルやテレビの音など、目や耳から入る刺激が多すぎると、意識がそちらに向いてしまいます(環境の乱れ)。さらに、勉強しながらスマホの通知をチェックしたり、「あれもしなきゃ」と別のことを考え始めると、集中力は一気に散ってしまいます(マルチタスク)。
集中力を高めるには、まずは「自分の集中を邪魔しているもの」に気づくことが大切です。その上で、少しずつ対策をしていきましょう。
集中を妨げる3つの原因
集中できないのは、自分の意志が弱いからではなく、「脳の疲労」「環境の乱れ」「マルチタスク」という3つの原因が関係しています。
この3つの要素は、私たちの暮らしの中に常に潜んでいて、知らないうちに集中力を奪っています。無意識であるほど対処しにくく、集中が続かない状態に陥りやすくなります。
● 脳の疲労:家事や育児、仕事でフル回転している脳は、いざ勉強しようとしてもすでにエネルギー不足。思考力が落ち、気が散りやすくなります。
● 環境の乱れ:テレビの音や家族の会話、スマホの通知など、五感を刺激するものが多いと、集中のスイッチが入りにくくなります。
● マルチタスク:料理の合間に勉強、片手でスマホを見ながらノートを取る…そんな“ながら作業”は、脳の切り替えコストが増えて集中を妨げる原因になります。
「集中できない」はあなたのせいではありません。まずはこの3つの妨げを減らすことが、集中力を高める第一歩です。
集中するために必要なこと

まずは「整える」ことから
集中したいときは、まず「環境を整えること」から始めましょう。
視界や空間に余計なものがあると、脳が常に情報を処理しようとして疲れてしまい、集中力が持続しにくくなるからです。
たとえば、机の上に関係ない書類やおもちゃ、飲みかけのコップなどが散らかっていると、目に入るたびに意識が分散してしまいます。逆に、勉強道具とノートだけを整えて置いた空間では、自然と「今からやるぞ」という気持ちになりやすくなります。また、照明や空気の通りなども整えることで、集中しやすい環境に変わります。
集中力は、整った空間から生まれます。まずは机の上や身の回りをスッキリさせて、集中に向いた土台をつくることが最初の一歩です。
集中力を高めるには「切り替えのスイッチ」が必要
集中するには、「今からやるぞ」と気持ちを切り替える“スイッチ”を持つことが大切です。
人は「スイッチングコスト(切り替えにかかる心理的エネルギー)」が大きいと、なかなか集中モードに入れません。日常と学習をスムーズに切り替えるためには、トリガーとなるルーティンや習慣が必要です。
たとえば「アロマを1滴ディフューザーに垂らす」「好きな音楽を1曲だけ流す」「椅子に座る前に深呼吸する」など、自分だけの集中スイッチを決めておくと、行動と気持ちがリンクしやすくなります。アロマの香りを使えば、嗅覚から脳に働きかけるのでより効果的。香りが“集中モードへの合図”になるのです。
集中力を高めたいなら、まず「スイッチの作り方」を意識しましょう。香りを使った“集中の儀式”は、忙しい人にもぴったりの方法です。
集中力を上げたいならアロマがおすすめ!

香りが脳に働きかけるって本当?
はい、本当です。香りは脳に直接作用するため、集中力アップにも効果が期待できます。
嗅覚は五感の中で唯一、脳の「大脳辺縁系」という記憶や感情を司る部分に直接信号を届ける感覚です。つまり、香りは他の刺激よりもスピーディーに、しかも深く脳に働きかけるのです。
たとえば、柑橘系の香りを嗅ぐと気分がスッと切り替わったり、ローズマリーの香りを嗅いだ瞬間に「よし、頑張ろう」と前向きになれた経験はありませんか?これは香りが脳の活動を活性化させ、自律神経のバランスを整えることで、心身を集中しやすい状態に導いている証拠です。
香りには、気分をリセットし、集中力を引き出す力があります。アロマは「ながら勉強」や「スキマ時間」の質を上げる頼れる味方です。
アロマで集中できる理由とメカニズム
アロマが集中に効果的な理由は、香りによって脳や神経系に働きかけ、思考や感情を整えるからです。
香りは「覚醒」「リラックス」など、香りの種類によって異なる作用をもたらします。交感神経を刺激する香りは集中モードを促し、副交感神経を落ち着かせる香りは静かな集中をサポートしてくれます。
たとえば、ローズマリーは脳の血流を促進し、記憶力や集中力を高める作用があると言われています。レモンやユーカリはリフレッシュ効果が高く、眠気やだるさを吹き飛ばしてくれます。一方、ラベンダーやフランキンセンスは緊張をやわらげ、夜の静かな集中に最適です。このように、時間帯や目的に合わせて香りを使い分けることで、より効率的に集中状態へ入ることができます。
香りの力を活かせば、ただ気合いで頑張るのではなく「香りで脳を導く」ことで、より自然に集中力を引き出せるのです。
あなたに合う『集中力を高めるアロマ』を見つける簡単チェック

集中力アップに効果があるアロマといっても、すべての香りが誰にでも効くわけではありません。体質や気分、使う時間帯によって、合う香り・合わない香りがあるからです。
以下のチェック項目をもとに、今のあなたに合うアロマの傾向を見つけてみましょう。
【集中アロマチェックリスト】
□ 最近、勉強や作業中についスマホを触ってしまう
□ 朝なかなかスイッチが入らない、ぼんやりする
□ 夜になると疲れて頭が働かなくなる
□ 勉強したいのに気分が乗らないことが多い
□ 短時間で集中したいと思っている
□ 集中とリラックス、どちらもバランスよく欲しい
チェックが多かった人には、以下のような香りがおすすめです!
✔ 朝スイッチが入らない人 → レモン、ユーカリ、グレープフルーツ
✔ 勉強前に気分を上げたい人 → ローズマリー、ペパーミント、バジル
✔ 夜に静かに集中したい人 → ラベンダー、フランキンセンス、ゼラニウム
✔ 気分が乗らない・だらけがちな人 → ベルガモット、ティーツリー、オレンジスイート
【シーン別】集中力UPにおすすめのアロマ12選
毎日コンディションやタイミングが違うからこそ、アロマは「どの香りを、いつ使うか」がとても大切です。ここでは、勉強や仕事のシーン別にぴったりの精油をご紹介します。
勉強・仕事前に集中したいとき
集中したいタイミングでは、脳の働きをサポートしてくれる「覚醒系」の香りがおすすめです。
思考をクリアにしたり、やる気スイッチを押してくれる精油を選びましょう。
ローズマリー:記憶力と集中力を高める代表格。試験前の学習にも◎
ペパーミント:爽快な香りで眠気を吹き飛ばし、思考をクリアに
バジル:精神的な疲労感をリセットし、前向きに物事に取り組める香り
ユーカリ:脳を活性化し、スーッとした清涼感で頭をすっきりさせる
疲れた夜に静かに集中したいとき
1日の終わりは、体も心もお疲れモード。そんなときは、神経を落ち着かせてくれる香りを選びましょう。
「がんばる集中」ではなく、「静かに深く集中する」ための香りです。
ラベンダー:緊張をゆるめ、穏やかに心を整える
フランキンセンス:深い呼吸を促して、雑念を鎮めてくれる香り
ゼラニウム:ホルモンバランスも整えつつ、イライラをやわらげる
サンダルウッド:心に静けさをもたらし、内省的な集中にぴったり
気が緩んで集中したいとき
「やる気が出ない」「スマホばかり触ってしまう」…そんな気が緩んでしまうときは、気分をシャキッと切り替えてくれる香りを。
レモン:脳を刺激して集中スイッチをONにしてくれる
グレープフルーツ:気分をリフレッシュさせ、前向きな気持ちを引き出す
ベルガモット:ストレスや不安を和らげ、やる気を引き出す香り
ティーツリー:空気も気分もリセットしてくれる、清潔感のある香り
アロマと一緒に取り入れたい!集中力を高める工夫4選

香りの力はとても強力ですが、日常のちょっとした工夫を掛け合わせることで、集中力の質がさらに高まります。ここでは、今日からすぐにできる簡単な集中テクニックを4つご紹介します。
机の上を整理整頓する
視界に余計なものがあると、それだけで脳は無意識に情報処理を始めてしまいます。使わない本やメモ、飲みかけのカップなどは片付け、必要なものだけを手元に残しましょう。
アロマディフューザーをひとつだけ置いておくだけでも、“集中空間”としての特別感が生まれます。
やることリストを立てる
「何から始めよう…」と悩む時間は、集中力の大敵です。作業前に、今日やることを箇条書きにして明確にしておくだけで、頭がスッキリして集中しやすくなります。
リスト作成の前にアロマをひと吹きすれば、思考もスムーズに流れるはず。
場所を変えてみる
いつもの場所で集中できないと感じたら、思い切って場所を変えてみるのも効果的。リビングからダイニング、あるいはカフェや図書館などに移動するだけでも、気分が切り替わり集中力がグッと高まります。
外出先でも、ロールオンアロマをポーチに入れておけば香りで集中スイッチを入れられます。
あえて休む時間をとる
ずっと集中し続けようとすると、逆に効率が落ちてしまいます。ポモドーロ・テクニックのように、25分集中+5分休憩のサイクルを意識して、あえて脳に“休ませる時間”を作ることが大切です。
休憩中にお気に入りの香りをゆったりと嗅ぐことで、脳がリセットされ、次の集中がグッと楽になります。
アロマの力を借りて集中力をアップさせよう!
集中できない日があるのは、あなただけではありません。脳の仕組みや生活環境、忙しさの中では、誰でも「気が散る」「やる気が出ない」と感じる瞬間があるものです。
だからこそ、「香り」という自然の力をうまく使って、集中モードに入りやすい環境を整えていくことが大切です。
アロマは、頑張りすぎずに集中力をサポートしてくれる、日常に取り入れやすい相棒です。
まずはあなた自身のリズムや気分に合った香りから、無理なく試してみてください。
小さな香りの工夫が、勉強や仕事の質をぐっと高めてくれるはずです。