やらなきゃと思ってるのに、気づけばぼーっとしている。
メールひとつ返すのにも時間がかかる。
それでも毎日、仕事にはちゃんと向き合っているつもりなのに。
そんなふうに集中力が続かない仕事の日々に、モヤモヤしていませんか?
実は、仕事中に集中力が続かないのは、あなたの努力が足りないからではありません。
頑張っている人ほど無意識にハマりやすい「ある落とし穴」が原因なんです。
この記事では、集中力が続かない理由をお伝えしていきます。
併せて、今日からできる「集中力を取り戻すための抜け出し習慣5選」もお届けしますね。
「なんでこんなに集中できないんだろう…」と感じていたその理由が、
読み終わるころには「だからか」とスッと腑に落ちて、少し気持ちがラクになるはずです。
集中力が続かないのは甘えじゃない
「集中できないのは自分の根性が足りないからだ」と思い込んでいる人は多いかもしれませんが、集中力が続かないのは甘えではありません。
実は、続かない原因は意志の強さではなく、脳の仕組みや日々の習慣にあることがほとんどだからです。
真面目な人ほど気づかないうちに頑張りすぎて、逆に集中力を削ってしまっていることも。
まずはできない自分を責める前に、集中できない状態そのものを見直すことから始めてみましょう。
仕事で集中力が続かない人が陥りがちな3つの落とし穴
集中力を高めたいと願っても、気づかぬうちに集中力を下げる行動を繰り返している人は多くいます。
特に、真面目で頑張り屋の人ほど陥りやすい3つの落とし穴があるんです。
当てはまるものがないか、自分の行動を振り返りながら読んでみてくださいね。
落とし穴①完璧にやらなきゃと思いすぎている
集中力が続かない人ほど「ちゃんとやらなきゃ」と気負いすぎて手が止まりがちです。
完璧を目指すほどハードルが上がり、作業への着手が遅れます。
たとえば資料作成で細部にこだわりすぎて、なかなか進まない。
まずは“60点でOK”と割り切って動くことで、自然と集中モードに入れるようになります。
仕事中のなんとなくスマホが習慣化している
ちょっと疲れた時や手が止まったとき、ついスマホを触っている人はかなり多いでしょう。
このなんとなくスマホが集中力を大きく妨げているのです。
通知を見るだけのつもりが、気づけばインスタを10分見ていた…というのはよくある話。
仕事に集中したいなら、スマホを視界から外したり通知をオフにしたりして、物理的な距離を置くのが効果的です。
マルチタスク=効率的と誤解している
マルチタスクは効率的に見えて、実は集中力の大敵。
作業を切り替えるたびに脳がリセットされ、注意力が分散します。
チャットを返信しながら資料作成…のような並行作業をしていると、結局どちらも中途半端に終わりがちです。
集中したいときこそ、いまはこれだけに絞ると決めてシングルタスクをこなしましょう。
集中力が続かない人が身につけたい習慣5選
集中力を取り戻すには、一時的な気合いや対処ではなく、日々の行動に集中しやすい習慣を取り入れることが大切です。
ここでは、集中力が続かない人が身につけたい習慣5選を紹介します。
朝イチのルーティンを決める
朝イチのルーティンは決めておきましょう。
朝の過ごし方で、その日の集中力は大きく左右されるからです。
ルーティンがないと「何から始めよう」と迷い、エンジンがかかるのに時間がかかってしまいます。
たとえば
「デスクを整える→ToDoを確認→優先タスクに着手」
という流れを固定すれば、自然と仕事モードに切り替えられます。
1日のスタートに迷いを作らないためにも、朝のルーティンをざっくりでもいいので決めておきましょう。
「25分集中→5分休憩」のリズムを作る
集中力が続かないなら、時間を区切る工夫が有効です。
長時間の集中は難しくても、短時間の集中と休憩を繰り返すことでリズムが整い、集中力が持続しやすくなります。
中でも、ポモドーロ・テクニックのように「25分集中→5分休憩」を1セットにする方法は、多くの人が実践している集中法でおすすめです。
まずは1セットだけ試してみるところから、集中の流れをつかんでみましょう。
仕事前に集中しにくくなる要因を取り除く
集中力が続かない人ほど、仕事環境のノイズに気づいていないことがあります。
スマホの通知音や散らかったデスクなど、周囲の小さな刺激が集中を妨げているケースは少なくありません。
たとえば、通知を切るだけで、作業中の集中が格段に上がったという人も多くいるんです。
集中したい時間帯こそ、目に入るものや音、気になる存在を意識的にシャットアウトしておきましょう。
仕事を細かく区切って着手までのハードルを下げる
動けないのは集中力がないからではなく、タスクが大きすぎることが原因かもしれません。
人は漠然とした大きな仕事に取りかかるとき、心理的ハードルを感じて手が止まりやすくなります。
たとえば「企画書を作る」ではなく「タイトルだけ決める」と区切れば、気軽に取り組みやすくなりますよね。
着手のハードルを下げるために、タスクは小さく分けて考えるクセをつけましょう。
1日1回、自分のできたことを可視化する習慣を持つ
集中力を保つためには、自分はちゃんと進めていると実感することも大切です。
成果が見えないと、今日もダメだったと自己嫌悪に陥り、さらに集中力を下げてしまうからです。
たとえば仕事終わりにできたことを1つだけメモする習慣をつけるなど、前向きな感覚が積み上がります。
完璧を求めるのではなく、小さな「できた」を見つけることが、集中力を安定させる土台になります。
まずは身につけたい習慣から1つを選んで実践!
集中力を取り戻すには、まずはご紹介した身につけたい習慣から1つをやってみることがいちばんの近道です。
集中力が続かない人の多くは、全部やらなきゃと完璧を求めてしまい、かえって行動できなくなっているからです。
スマホの通知を切るだけ、タスクを小さく分けるだけでも、仕事への集中度は大きく変わります。
今日紹介した5つの習慣の中から、気になったものを1つだけ選んで、まずは3日間続けてみてくださいね。
集中力は、気合ではなく環境と習慣で整えるもの。
きっと少しのきっかけで、仕事に向き合う感覚が大きく変わっていきますよ。